社会人になってからよく聞くようになった言葉、「やりたいことがない」。
学生の頃たくさん遊んだり積極的に活動していた人も口をそろえて言うんです。なんでだろう?って思ったんですよね。
きっと
- 仕事が忙しくて隙間時間にできることがない
- だから心から夢中になれるものがない
というのが大半の理由なのかなと思います。
いろんな社会人の悩みを聞いてきた中で、ひとつわかったことがあります。
「やりたいことがない人」は、やりたくなるまで動いていないんです。
やりたいことがない人に限って、何もやろうとしない
やりたいことは見つけるんじゃなくてやりたいと思えるまでまず没頭してみることだ。しっくりきた。
やりたいことがない人は何もやろうとしてないんだよ。— あんちゃ@ゲスブロガー (@annin_book) 2016年6月24日
これほんとそうなんですよ。「やりたいことがない」「好きになれることがない」って人はそう思えるまで動いてないだけ。
そもそも、”やりたいこと”を生まれた時から持ってる人なんていませんよね。
じゃあやりたいことに没頭できている人と、やりたいことが見つからない人の違いはなんなのか。
いまやりたいことに全力を注げている人は、別に始めからやりたいわけじゃなかったと思うんです。ある程度継続してやってみた結果、「これは自分がやりたいことだ」って途中で気づいたと思うんです。
だから「やりたいことがない」人は、そう思えるまでやってないだけなんですよ。
やりたいことがないと言いながら、何もやろうとしない・動こうとしないことが致命的な原因なのです。
やる前から「これはやりたいことだ!」なんてわかるわけない
わたしは今ブログで生計を立てるくらいブログにハマっていて、書きたくて仕方ありません。が、最初からブログがやりたかったわけではありません。
わたしがブログを始めたきっかけは「なんとなく暇だったから」です。
別に「ブログがわたしの生きる道だ!」なんて意気込んで始めてないんですよね。
試しに好奇心で始めてみて、始めたからには「頑張って書いてみよう」と思って、ある程度継続したら読んでくれる人が増えてきて「面白いね」って言ってくれる人がいて、そこで初めて「ああ、もっとブログやりたい!」って感じたんです。
みんなやりたいことってやる前から「やりたい」という気持ちが沸き起こってくると思いがちなんですが順番が違うんですよ。「やりたいから継続する」のではなく、「継続(没頭)してみた結果、やりたくなった」なんです。
”自分にはできない”と決めつける人は何もやれない
ホリエモンこと堀江貴文さんの著書「ゼロ―なにもない自分に小さなイチを足していく」を読んでて、こんな一節がありました。
『やりたいことがない』わけじゃないんだ。問題は『できっこない』と決めつけて、自分の可能性にフタをしていることなんだよ。
-『ゼロ』(堀江貴文)第3章より引用
何かを始める前から「きっと自分にはできない」と決めつけてしまう人は 「やってみたい」という欲までも消してしまうんです。
きっとそういう人たちは心の奥底ではやりたいと思っているけど、どうせ自分は失敗するしうまくいかないからやらないって決めつけてしまってるんです。やりたいことのタネを自分で摘んでしまっているのです。
仕事でも勉強でも、あるいは恋愛であっても、人は「できない理由」から先に考えると、どんどんネガティブになっていく。
-『ゼロ』(堀江貴文)第3章より引用
これほんとその通りで、人ってどうしても自分のダメなところやできないことばかりに目を向けてしまうんですよね。
「できない」という自己暗示をかければかけるほど、どんどんネガティブになって足が動かなくなる。
堀江さんは同著のなかで「突き抜ける人とそうでない人の違いは、物事を”できる理由”から考えるか、”できない理由”から考えるかの差だ」と言います。
だからまずは「自分にはできない」というフタを外して「やってみたいか、そうでないか」という選択肢で考えてみましょう。
「やってみたいかも」という好奇心が湧いてきたら、「できる・できない」を考える前にまずやってみる。そこから「じゃあどうすればできるかな?」を考えるんです。
わたしもブログを始めたときは「ブログなんて自分には書けない・・・」とか一切考えませんでした。「暇だからやろう」としか思ってなかったので、スタートのハードルが低く、すぐに始められたのです。
たしかにめちゃくちゃお金がかかるとかリスクがあるようなことは「できるかな…」と不安になるかもしれませんが、多くの人はリスクのないことにも足踏みしてしまいます。
- 「失敗して時間無駄にするかも」
- 「できなくて恥ずかしい思いをするかも」
そんなふうに、本当はリスクではないことを「やらない言い訳」として持ってきてしまうのです。
失敗しても学ぶことがたくさんあるし、恥をかいたからこそわかること・できることもあります。過剰に恐すぎる必要はないのです。
社会人こそやりたいことをやるための余裕を持とう
社会人になって仕事が忙しくなるほど、新しいことを始めるときに「失敗したくない」「手っ取り早くやりたい」と思ってしまいます。なぜなら忙しくて時間がないから。
でもそれじゃあやりたいことなんてできないです。手っ取り早くやったって「なんかウマくいかないし思ってたのと違う」って途中でやめてしまうので。
まずは「行動するための余裕をもつ」ことから考えてみてください。精神的にも身体的にもね。
毎日仕事でメンタル削られて疲弊していると何か始める気力まで失ってしまいます。疲れたらしっかり休息して、何かを始めるエネルギーを蓄える。
社会人こそ、「やりたいことを全力でやる」人がもっと増えてほしいなぁと思います。
▼自分のやりたいことを発掘するために「やりたいことリスト」を書き出してみるのもおすすめです!
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