どうしようもなく悩んでつらいときしんどいときって、人に頼りたくなるんですよね。
誰かにすがるような思いで、ぱっと道を照らしてくれるような答えがほしい…と。
3年前までのわたしがまさにそれで、「誰かがわたしの人生をぱっと照らしてくれるようなアドバイスをしてくれる」とわりと本気で信じていました。
だけど気づいたのは…人に答えを求めても結局一時しのぎにしかならないってことでした。
相談者の境遇と、自分の境遇はまったく違う
自分が悩んでいることに対して誰かが良い答えを持っているかもしれない、と思うことあるかもしれないんですが、
結局それは「その人にとってのベストアンサー」であって、あなたにとってベストアンサーになるわけではないんですよね。
だって相談者と自分は生きる境遇も、性格も、持っている経験も、何もかも違うわけです。
持っているものが全く違うのに、同じ解決策が通じるほうが不思議なんですよね。
もちろん、仕事でわからないところがある…とかテクニック面での悩みであれば解決策はあると思います。
でも人間の内面の悩みって答えは無限にあるわけです。人の人生の数だけ悩みもあれば答えもある。
自分以上に自分のことを(無意識でも)わかっている・把握している人はいないはずだし、自分の人生に責任を持てるのは自分だけ。
だから悩みに対する答えも、自分が最終的に出すしかないんです。
人に答えを求めるほど、相手に依存するようになる
他人に答えを求めるのは、「楽にお金稼ぎたい」という思考回路と実は一緒なんですね。
要は「手っ取り早くこの悩みから抜け出したいから答えがほしい」と思うから他人に答えを求めるんです。
たしかに人から答えをもらうと一時的に回復したりするんですよね。
だけどまた新たな悩みができたときに自分で悩みを打開する方法を知らないからどんどん相談者に依存してしまうし、人から答えをもらおうとしてしまいます。
それって「他人の言うことに従いながら生きている」のと同じ状態ですよね。自分の人生なのに、他人の言いなりになってしまう。
しかもいろんな人に答えを求めるほど、みんな違う答えをいうのでずっと振り回されることになります。
「あの人はこう言ったから」「でもこの人はこう言ってる…」と、自分の判断軸を持たずにいると、またそこで悩んで立ち止まってしまうのです。
3年前のわたしがまさにそれでした。「何を信じれば/誰を信じればいいかわからない…」とまたそこで葛藤する。本当に信じられるのは自分しかいないのに。
参考にするのはいいけど、決めるのは自分。
悩みが晴れなくて苦しみ続けるのってめっちゃしんどいです。
わたしもまたここ半年くらいずっと悩んでたし、どうすればいいかわかりませんでした。
でも生きてる限り不安や悩みはどんなタイミングでもやってくるだろうし、解決したらまた新たな悩みがやってきたりします。
そのたびに苦しむのであれば、自分で悩みをコントロールする力をつける方がよっぽど生きやすくなるなと思ったんです。
たとえばなんでこんなに悩んでいるのかをノートに書き出してみる、でもいいし誰かに打ち明けるでもいい。(答えを求める、という意味ではなく)
その上で少しずつ自分の中で判断軸をつけていって、いろんな人の意見を聞いても「参考にはするけど最終的に決めるのは自分」という意志が持てるようになったらいいんじゃないかなと。
「他者の答えはその人だけの答えだし、自分の答えは自分の中にしかない」と思えるようになれば、他人の言葉に振り回されず、悩みに向き合えます。
わたしの場合はノートにがーーっと今悩んでいることを打ち込んで、客観的に「どこで悩んでいるのか」をわかるようにしたり、信頼している人に「今こんな状態なんですよね〜」って話したりします。
誰に話すかっていうのも大事だと思いますが、やっぱり「答えを出すのは自分」と思えるようになってからは、様々な人の意見をフラットに受け取れるようになったし、振り回されなくなりました。
他人の言葉を鵜呑みにせず、「自分だったらどうだろう」「わたしに当てはまるかな?」と考えることができるようになったからです。
いつも悩んでしまう人こそ、そういった工夫をして「自分で答えを出す力」をつけていってほしいです。
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