家族って一番身近な存在である分、すごく支えになる瞬間もあればめちゃくちゃイヤだと思うときもある。
「家族となかよし」なのはそれはそれで良いことだけど、「家族と仲悪い」「家族が嫌い」って感じる瞬間も、それは普通で自然なことだと思う。
家族が嫌いだと言うと「親不孝もの」だと言われがちだけど、わたしはそうは思わない。
「家族や両親が嫌い」なのはおかしいことじゃない
わたしは25歳になって今となっては親とも仲良くやっているけど、中学生~大学生の頃は「イヤだなぁ」と思うことももちろんたくさんあった。
うちの両親は二度離婚しているのだけど、そのときに「なんで親の都合で転校しなきゃいけないんだ」とか、
まわりの友達は門限が遅いのに「なんでうちだけ厳しいんだ」とか、
とにかく心のなかでは文句が絶えなかった。
本当は大学に進学するときに上京したかったけど、学費を払ってもらう身としてそんなお金がかかるような選択はできないから地元の国立に入った。 「もっと裕福な家だったら良かったのに」と思うこともあった。
でも実家に住んでいる以上は親の言うことを聞かなければいけなくて、口出しできないことも頭ではわかっていたから余計もどかしくて、「嫌いだ」と何度も自分の部屋でつぶやいた。
誰でもこう思うことは一度はあるだろう。今まで生きてきて一度も親とケンカしたことない人なんていないはず。だから嫌いなら嫌いで、いいと思う。
嫌いなら、早く実家を出てしまえばいい。親の管理下にない場所に住めばいい。
わたしも上京して一人暮らしを始めて、逆に両親と仲良くなったからだ。
嫌いなら、早く自立してしまおう
いま家族のことが嫌いな人のなかには、自分のやりたいことを反対されている人もいると思う。一番身近にいる家族に反対されるのは、つらいだろう。
そういうときはもう、早くあなたが自分で稼いで生活できるようになって実家を出るしかない。もしくはもう自分で生活できる稼ぎがあるなら、今すぐ家を出ればいい。
実家にいる限りは、親の言うことを聞くしかないからだ。
きっと親もあなたのことを心配で仕方ないのだろう。
そしてあなたがこれからやろうとしていることは、きっと両親が経験したことのないことだから余計不安に感じる。
そして今までのあなたを一番近くで見てきた人だから、「あんたの性格じゃ無理」と言ってしまうのだろう。
こういうときは、親の言うことは聞かなくていい。
家族だからといって、すべての価値観が一緒だとは限らないからだ。あなたがいいと思うものを、親は悪いものと思うこともあるだろう。
そういうときは親じゃなくて自分と同じ価値観を持つ人に相談すればいいのだ。
大事なのは今までの性格ではなく、これからどう変わりたいかなのだから。
まわりに何言われようと、好きに生きればいい
親と仲が悪くてうまくいっていないときに、まわりの人が「もっと両親に感謝しなよ」とか「親不孝だ」と言ってくることもあると思う。
そんな外野の言うことは気にしなくていい。自分が「こうしたい!」と思うことにだけ集中すればいいのだ。
「親が嫌い」だからこそ、それが行動の原動力にもなる。家をでたいから稼ぎたい、親を黙らせたいから自分のやりたいことで結果を出したい。自立したい。
わたしは親子が依存しあって馴れ合いの関係になっている人たちよりよっぽど立派だと感じる。
そしてどんなに親やまわりの人が反対したとしてもあなたが自分の正しさを貫いていれば、いずれは「あいつはもう止めてもムダだ」と諦める。
その状態までもってくればもう、あなたの勝ちだ。
自分の人生はまわりがなんと言おうと自分で好きなように決めて良いのだから。
▼こちらの記事もあわせてどうぞ!
関連記事:両親が離婚しそうな人へ。私の親が二度離婚したけど幸せに生きてる話を聞いてくれ
関連記事:「何か始めたい」と思ったときに親にアドバイス求めるのは時間の無駄