友人のほなみんがこんなつぶやきをしているのを見て、筆を執りました。
発信を始めて1年になるけど、私には作りたい世界観も使命感もない。
それで悩むこともあったのだけど、あんちゃが「自分も最初は好き勝手やっていた。フォロワーさんから反応をもらうようになり、そこからはじめて自分のできること・やるべきことがわかってきた」と言っていて、とても勇気付けられた— ほなみん♡ニュージーランド (@honamin_____) March 4, 2019
わたしは普段から「自分にしか伝えられない言葉で発信しろ」「自分が誰のために何を届けるのか考えろ」って口すっぱく言ってるのですが、これを最初からわかってる人・実践できる人なんてほとんどいないんですよね。
こつこつ活動しつづけて、紆余曲折したなかで少しずつ自分が本当は何をやるべきかが見えてくるから。
そういう段階を踏んで自分の核となる部分がわかってくると思うので、「自分に何ができるのかわからない…」って人も全然焦る必要ないと思います。
(わたしももうちょっとそこらへんを丁寧に発信しないとな…と反省。)
手段が目的になってしまう時期があってもいい。
よく「起業を目的にするな!」とか「影響力をつけるってのは手段でしかない」という話をよく聞くし、わたしもその通りだと思うんですが、最初から明確な目的があって動き出せる人ってのはごく少数だとも思ってて。
「何ができるかわからんけどとりあえずやってみよ」ってはじめてみて、動いていく中で「なぜやるのか」を見つけていくのもいいと思うんです。
だから、最初になにかを始めるときは「お金稼ぎたい」「有名になりたい」ってのが動機でもいいと思います。
大事なのは活動していく中で「あ、お金を稼いだり影響力をつけるのって手段でしかないんだ」って気づくことで、動きながら自分が何のために活動しているのかや使命感を発掘していくことじゃないかなと。
わたしも数字を追いかける時期を経て、「大金を稼ぐために今の働き方選んだわけじゃないよな」「自分が本当にやるべきことってなんなんだろう」と初心に帰ることができたので。
だからといって手段の目的化を奨励するわけでは決してないけど、そういう時期を経験するのは悪いことではない、とも思います。
ささいな一言や経験が、自分の使命に気づく瞬間になる。
かくいうわたしもブログやSNSを始めたときの理由は「暇だったから」「会社以外になんか始めたかったから」です。(笑)
今では意識高いことばっか喋ってますが、事の始めはそんなもんですw
どうせ始めるなら真剣に取り組んでみようとおもって毎日ブログを書き始めて、熱海秘宝館の記事とか会社辞めたときの記事とかがたくさん読まれるようになって、少しずつ「自分が誰かの役に立てる部分」を見つけてきました。
なかでも印象に残ってるのは、わたしが会社員時代に苦しんでいた経験を書いた時に、お問い合わせフォームに届いた読者さんの一言です。
毎日仕事が苦しくて、もう生きるの疲れたと思っていたときにたまたま検索して見つけました。
これを読んだときに涙が止まらなくて、苦しい思いをしていたのは自分だけじゃなかったと気づきました。この記事に出会えて本当に感謝しています。(※ざっくり意訳)
これを読んだとき、「あ、わたしは昔の自分のように悩んでいる人の視野を広げたり、選択肢を増やすきっかけを提供することができるのかもしれない」と思ったんですよね。
些細な誰かの一言とか、感謝された瞬間とか、感動してもらえた瞬間とか、そんな一瞬の経験で自分がやるべきことや使命感に気づいたりする。
だから活動していくなかで周りの人たちの言葉とか、些細な経験も逃さないようにしておくのは大事だなと思います。
そしてそういう「WHO(誰のために)」「WHY(なぜやるのか)」の部分が明確になった人は、簡単に挫けなくなる。
大木の幹のような活動の軸ができるから、大雨が降っても嵐がきてもそうそう倒れない。
そういう太い軸を自分の中に立てられる人を増やしていきたいなと思います。
1年かかろうと、3年かかろうと、もがいた時間が長い分だけ自分が作りたい世界が見えた時は、より芯の強い活動になるはず。
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