今までのわたしの発信では「好きなことを仕事にするの最高〜〜!」とばかり言ってきたし、実際今でもそう思っているんですが、その「最高」以外の部分をちゃんと発信してこなかったなと思いまして。
その結果、「好きなことを仕事にする=しんどいこと苦しいことを一切やらずにラクをする」と思ってしまっている人が少なからずいることに気づいたんですね。
だから今後はちゃんと「好きを仕事に」の裏側の部分もちゃんと発信していきたいなと。
好きなことで生きていく=ラクをする、ということではないってのを知っておいてほしいのです。
好きなことをするために、退屈な基礎練を”楽しんで”やる。
スポーツや音楽などをやっていた人はわかるかなと思うんですが、技術を磨いて自分のスタイルを作っていくためには必ず「基礎練」が必要じゃないですか。
あれって、最初の頃めちゃくちゃ退屈でつらいんですよね。。。
わたしもピアノを10年くらいやってたんですが、最初の4〜5年は基礎練の楽しさが全くわからず、でもやらなきゃ指がなまるから仕方なくやってました。
仕事においても、全く同じことが言えると思うんですよね。
たとえばブログなんかも、ゼロから始めるときは文章を書き慣れるのにものすごく労力使うし、その割には上達しないししんどい……と思うことが多々あるはずです。
こういう部分を乗り越えていけるかどうかって大事なことだと思うんですね。
ただ、基礎の土台を磨く楽しさを知っている人は、この一般的にしんどくて退屈だと思われているような作業もワクワクしながらこなすことができます。
だからイヤイヤ苦しみながら基礎練している人より、工夫しながら楽しんでやっている人の方が伸びていくんですよね。
わたしが伝えたいのは、好きなことを仕事にするのはラクじゃないし退屈でしんどいこともたくさんあるんだけど、その「退屈な基礎練」をやる意義を知って、楽しさに気づく力をつけてほしいということなんです。
ラクをすればするほど小手先だけの仕事になっていく
スポーツでもアートでも音楽でも何でも基礎練があって土台がしっかり身についてるからこそ自由にプレイできる。
なのに「自分で稼ぐ」ことに限ってはすぐに結果を求めようとして小手先のテクニックに走る人が多い。でも土台ができてないから結果もブレブレになる。私も忘れがちになるから意識しないと— あんちゃ (@annin_book) October 3, 2018
ここでいう「土台」とは、
・自分の意志や信念を明確にする
・自分の頭で考える力をつける
・必要な経験をしっかり積む
など…いわば「人間性」を磨くこと。抽象的だけど、自分という器が丈夫でなければ、そこに水(ノウハウ)を注いでもすぐグラついてこぼれてしまう。
— あんちゃ (@annin_book) October 3, 2018
仕事に限らず何にでも言えることですが、ラクをして稼ごう・ラクをして仕事しようと思えば思うほど、どんどん自分の土台を磨くことを忘れ、小手先だけの仕事をするようになってしまいます。
わたしもフリーランス2年目の後半〜3年目にかけては無意識にラクをしようとしていました。
で、途中で「わたしはラクをするためにフリーランスになったのか?適当に仕事して遊ぶために独立したのか?」って思ったんですよね。
いや違うなと。
自分が大好きなブログやSNSというツールを通して、過去の自分のように働き方や生き方に悩んでいる同年代の生きる選択肢を少しでも増やすためにやってるんだよな。
こんな適当に生きてたら全然胸張って発信できないな、と気づいたんです。
そしてラクをしたところで幸せになるわけでは全くない、ということも知れました。笑
苦しい思いをしても、高い障壁があっても、そこにやりがいや働く意義を感じて動けるからこそ誰かの心を動かせるのであって、そういう部分に「好きなことを仕事にする」醍醐味があるのだと思っています。
いま好きなことを仕事にできている人は、ラクをしようとしていないか?
これから好きなことを仕事にしたい人は、ラクして稼ぐ&ラクして仕事することばかり考えていないか?
というのを意識してほしいし、わたしも忘れないように活動します。
▼つい最近までのわたしの葛藤を書き残しておきました