こんにちは。”幸せ”について死ぬほど考えているあんちゃです。
突然ですけど、みなさんいま幸せですか?
なぜこんなにも精神的に参ってる人がいるのか?
恵まれた環境にいながら幸せを感じられないのはなぜか?
おそらくみんな、”幸せ”が何かを知らないんですよね。
わたしも”幸せ”ってなんだ?って考えてたときに、先日ひそかに尊敬している《ムヒカ前大統領》が来日し、東京外語大学にてスピーチを行っていました。
直接聞くことはできませんでしたが、いろいろとニュースや記事を見てたくさんの”幸せのヒント”があったので書いておきます。
”世界一貧しい大統領” ホセ・ムヒカ前大統領
引用:José Mujica – Wikipedia, the free encyclopedia
ムヒカ前大統領はウルグアイの第40代大統領。
2015年の2月末まで5年間務めていました。
任期中は大統領公邸には住まず、郊外の質素な農場に妻と住み、菊の栽培などをしながら暮らしていたことから
”世界一貧しい大統領”として話題となった人です。
収入の9割を寄付し、国民と同水準の生活
ムヒカさんのすごいところは収入の9割を寄付し、国民と同じレベルの生活費だけを残して暮らしているところ。
ウルグアイの大統領の給料は日本円で約100万円、国民の給料は約6万円とのことなんで、90万円近くを寄付にまわしているってことですね。
いやぁすごい。
国の指導者として、少数派の暮らし(=裕福な暮らし)ではいけないのだ。多数派のような暮らし(=国民と同じ暮らし)をすべきだ。
-ホセ・ムヒカ
自分では貧乏とは思っていない。本当に「貧しい人」は、ぜい沢な暮らしを保つためだけに、働く人だ。
-ホセ・ムヒカ
言葉に重みがあるなぁ。。。
”足るを知る者は富む”を忘れるな
足るを知る者は富む
【意味】満足することを知っている者は、たとえ貧しくとも精神的には豊かで、幸福であるということ。
ムヒカ前大統領は「本当に貧乏な人とは無限に欲があり、どんなにモノを手に入れても満足しない人だ」と話しています。
お金がないこと、モノを持たないことが貧乏ではない。
いまの日本人にはこれが足りないんだなって思ったんですね。
たくさん働いて高い給料をもらっても、必死で昇進してボーナスをもらっても、”足るを知る者は富む”を知らない人は幸せにはならないのです。
”モノを買うこと”はあなたを幸せにはしない
モノはあなたを幸せにはしない。幸せにしてくれるのは生き物である。
幸せは”命あるもの”からのみもらうことができる。
-ホセ・ムヒカ
わたしが「幸せだなぁ」って感じるときって、必ず”人”がいるんですね。
家族とご飯を食べるとき、友人と笑いながらお茶をするとき、恋人と一緒に散歩するとき。
モノを買うときの幸せは一瞬だけど、誰かと過ごすときに感じる”幸せ”はずっと続くんですよね。
プレゼントで何かモノを貰ったときも、そのモノ自体が嬉しいというより、自分のために選んでくれた相手に対して「嬉しいな、幸せだな」って感じるんですよ。
「幸せは命あるものからのみ受け取ることができる」
これ忘れないようにしたいですね。
モノはお金で買うのではなく”お金を得るために使った時間”で買っているのだ
わたしたちはモノを手に入れるためにお金を使う。
そしてお金を得るために働く。
ということはお金を稼ぐために費やした自分の時間でモノを買っているんですね。
時間は一度使ったら一生戻らないもの。
そう思うと、その大切な時間の使いみちは「モノを買うことに使っていいか?」と考えさせられますね。
考え方を変えて幸せになろう
ムヒカ前大統領は「たったひとりが世界を幸せにすることはできない」と言っています。
「自分が幸せになれないのは国やまわりの人のせいだ」といっても、それを変えることはなかなかできない。
だけど「世界を変えることはできなくても、自分の考え方を変えることはできる」とも言ってます。
だったら、まずは自分の考え方を変えて”幸せ”を感じることから始めればいい。
世の中の常識に惑わされずに、”自分の幸せ”をコントロールする力をつけよう。
家族と話そう。友人と笑おう。恋をしよう。
たくさんのモノを手に入れるために必死で働いて、職場と家の往復を続ければ、いつの間にか老人になってしまう。
10代20代のわたしたちは、若さを奪われてはいけないんですよ。
命あるもの同士、幸せを与えあおう。
マジで良本『ホセ・ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領』
上に書いたような、ムヒカ氏の意志や重みのある言葉たちが散りばめられてる良本。
19年に渡る取材の集大成とのこと。
そりゃ素晴らしい内容になるわけだ。。。
ムヒカ氏の壮絶な人生が垣間見えます。(10年以上投獄されてたり・・)
この人の存在を知れてわたしはかなり自分の”幸せな状態”が明確になったと思う。
必読の名著です。