ブロガーのあんちゃ(@annin_book)です。
わたしは現在ブログで生計を立てているフリーランスなわけですが、たまにこういう事を言われます。
「ぼく(私)もラクに稼ぎたいです!」
こういう思考の人はたいていクソですね。
なぜなら「自分は最小限の価値しか提供しないくせにそれ以上のリターン(金)を求めようとしている」からです。
そもそもお金はどうやって稼ぐのか
そもそも”お金を稼ぐ”とはどういうことなのか。
わたしは「自分が提供した価値に対して対価をもらう」ことだと思ってます。自分が提供したものに対して価値を感じてくれる人がお金を払ってくれる。
マクドナルドのハンバーガーを「食べたい」と思う人は、食べる価値を感じているから100円という対価を払ってハンバーガーを買う。
ルイ・ヴィトンのカバンを「持ち歩きたい」と思う人は、そのカバンに価値を感じているから何十万円も出して買うんです。
逆にマクドナルドのハンバーガーに価値を感じない人は、たかだか100円でもお金を払おうとは思いませんよね。
ルイ・ヴィトンのカバンだって「そんな高価なカバンいらない」という人は、何十万円も払うことに抵抗がある。
自分が提供したモノに対して価値を感じてくれる人がいて、そこで初めてお金が発生するんですよね。
自分からまず対価以上の価値を提供する
ということは、お金を稼ぐことの本質は「まず自分から”価値”を提供しなければいけない」ということです。
提供するものなくして、お金を得ることはできないんですよ。
ラクして稼ぎたい勢は、そもそもこの認識が欠如しているんです。
「なるべく自分の提供するものを最低限にしてお金を稼ぎたい」と根底で思っているから。
でもお金を支払う側からしたら、お金を払ったのにそれに見合う価値がないモノを受け取ったらガッカリしますよね?
ガッカリした消費者は、もうあなたにお金を払うことはなくなる。
「ラクして稼ぐ」とは、超短期間で一時的にしか稼げないやり方なんです。一時的に稼いだとしても”信用”はどんどん失ってしまう。いいことないですね。
お金を稼ぐのに必要なのは「信頼」だ
以前、「なぜ日本人は、こんなに働いているのにお金持ちになれないのか? _21世紀のつながり資本論」という本の著者である渡邊賢太郎さんとお話しする機会があったのですが、とても腑に落ちることをおっしゃってました。
それは『お金とは”信用の媒介物”である』ということ。
人がお金を払うときは、その払う対象を信用している証拠なんです。
マクドナルドのハンバーガーはいつ食べても変わらない味が提供されるから信用されるし、ルイ・ヴィトンのカバンも世界的に有名なブランドであるという安心感が信用を生むんです。
だからみんな「これは信用できるからお金を払って買おう」と思えるのです。
お金とは”信頼”を具現化したものなんですよね。
だから稼ぎたいのなら、まず信頼を勝ち取ること。信頼を勝ち取るためには、自分からまず対価以上の価値を提供していくことが必要です。
ラクして稼ぎたい人はお金に見合う価値を提供しようとせず、なるべく最小限に留めようとするので、どんどん信用を失っていきます。そういう人は信用がなくなる分、お金も稼げなくなります。
「価値あるものを提供して信頼を積み重ねていこう」と思える人が、結果的にお金を稼ぐことにつながっていくんです。
ぜひみなさんも一度「お金を稼ぐってなんだ」と考える機会をつくってみてください。
▼ちなみに先に紹介した本は、「お金」に対する概念を変えるくらい濃い内容でした。著者の渡邉さんが、証券会社を退職した後に2年かけて世界中をまわりながら得た「お金」の話。
日本人がなぜ「学校でお金のことを教えられず、大人になっても無知なまま」なのか思い知らされますね。。必読です。