2016年4月14日、熊本で震度7の地震が起きた。
こうして災害が発生するたびに、わたしはいつも考えさせられる。
「まわりのみんなは、いつ自分の身に災害が降りかかっても後悔しないくらい、全力で生きているのだろうか。」
些細なことばかり気にして、自分が思うような人生を送っていないんじゃないだろうか。
いつまで他人の目を気にして生きるの?
わたしは1年前まで、他人の目を気にして生きてきました。
べつに楽しくない人生を送ってるわけじゃなかったです。
でもいつも「もっとこうしとけば良かったな」「本当はこうしたかった」って思うことがあった。
「あんまり飲み会乗り気じゃないけど、行った方がいいよなぁ」
「本当は早く帰りたいけど、まわりの人たち残業してるから帰りづらいなぁ」
「もっとこうした方がいいと思うけど、これ言ったら嫌われるだろうか」
自分のあらゆる行動に「他人の目」がくっついてきました。
でもそれは、他人にとって都合のいい生き方なんだと気づいた。
乗り気じゃない飲み会も、周囲を気にした残業も、言えなかった自分の意見も、全部他人の感情を優先させて生きてたんです。
それで”自分のやりたいこと・実現したいこと”ができなくなってしまうの、めっちゃもったいないなって思ったんです。
自分のやりたいことができないまま、もし明日が来なかったとしたら、もう遅いんですよ。
だからいつ最後の日がきてもいいように、
いま、他人の目から解放されて自分の生き方を貫くべきなんです。
まわりにどう思われたっていいじゃないですか。
他人の感情を優先させたって、他の人はあなたの人生を保証してくれるわけじゃない。
自分の生き方を貫ける人は、絶対にその生き方に共感する仲間が集まってきます。
会社で嫌われても、もともとの友人たちと意見が合わなくなっても、あなたの生き方に共感する人は必ずいますよ。
大切なことはいまやろう。いま感謝しよう。
毎日が忙しくて目の前のことに追われていると、
自分にとって大事なものがなにか忘れてしまいます。
ここでも、ふと気づいたときに「なんであの時やらなかったんだろう」って思うんですよね。
「親の誕生日だけど、疲れたからあとで連絡しよう」
「ずっとケンカしてる友人がいるけど、いつか謝ろう」
この日が人生最後の日だったら?「なんであの時”おめでとう”or”ごめん”って言わなかったんだろう」って思いますよね。
「上京して親や地元の人と会えなくなるのがわかってたら、もっと大切に過ごせばよかったな」
「社会人になって時間なくなるのわかってたのに、なんで大学を有意義に過ごさなかったんだろう」
これも誰しもが思うことですね。
でもそう思っても過去はどうしようもないんで、「未来で後悔しないために、いま何をすべきか」を考えてください。
大切な人に感謝したいんだったら、いま一緒にいる時間を大切に過ごす。
遠くの人に感謝を伝えたいなら、いま「ありがとう」を伝える。
明日に延ばしてもいいのは、やり残して死んでも構わないことだけだ。
-パブロ・ピカソ
天才的な画家も、「いま」の大切さがわかっていたんですね。
いつ何が起きても後悔しない人生にする
わたしが常に意識している言葉があります。
毎日を人生最後の日と思って生きよう。いつか本当にそうなる日が来る。
-スティーブ・ジョブズ
ジョブズの伝説のスピーチでの一言。
プライド、失敗への恐れ、恥をかくことは、「人生最後の日」という覚悟を前にするとすべて消え去るのだと。
だから、失敗への恐れなどを感じているということは、まだ全力で自分の人生を生きていないんです。
わたしもまだまだ全力で生きていません。
どんなに他人の目を振りきっても、心のどこかに失敗や恥への恐れがある。
でもわたしのまわりにはそれを乗り越えていく人がたくさんいます。もちろんピカソやジョブズも。
そういう人がいると、わたしもまだできると勇気づけられます。
他人の目に押し潰されそうになったときは、
それを乗り越えた人たちの言葉を聞いてみてください。
今日が人生最後の日でも、「わたしは全力で生きた」と言える今日にしてください。
熊本地震で被災された方々へ、心からお見舞い申し上げます。