珍スポット好きの旅人ことあんちゃだ。
現在宮城は仙台に遊びにきているのだが、「宮城に珍スポットないかなぁ」と探していたところ「細倉マインパーク」という地元民ですら知らないような不思議な場所を発見。
仙台に住んでいるブログ仲間のあやぱん&けんちゃんと一緒に潜入を決行した。
細倉マインパークとは?
宮城県栗原市にある元鉱山をそのまま活かした観光施設。市が運営している学習施設だそう。
ちなみに仙台市内からは交通アクセスが大変悪く、車で高速道路に乗り、1時間半ほどかかる。
ただならぬ珍スポット臭がするぞ・・・
仙台市内から栗原市へ移動
ということで早速あやぱんの車に乗って細倉マインパークを目指す。ちなみに今日は土砂降りである。幸先は悪くない。
しかし結構遠い道のりのため、途中の道の駅「あ・ら・伊達な道の駅」で一休みにした。
ちなみになぜ「あ・ら」がつくのかは謎である。
意外と豪華な建物で、山菜そば(450円)をいただいた。素朴な懐かしい味がした。
細倉マインパークに到着!!!
ようやく目的地に到着した。外はさらにひどく土砂降りになっていた。
ここが細倉マインパークだ・・・!
・・・人間がいない・・・・
(数台停車していた車はほぼ施設の人たちの車だと知った)
もしかして貸切なのだろうか。言い知れぬ不安と期待を胸に興奮する3人。
入場料は大人460円。わりと良心的な価格である。
中に入ってみた
この鉱山施設は、長さおよそ777m・所要時間は約40分ほどとのこと。
鉱山内は通年で気温が13〜15度ほどに保たれているため、結構肌寒いので気をつけておきたいポイントだ。
不気味なキャラクター(名称:マインくん)の横を通り過ぎ、入り口へ向かう。
じめりと湿った道を進む。入った直後に驚愕の事実が・・・
・・・カッ・・・・
・・カビくさい・・・!!!
カビくさすぎる。
湿った暗い場所である以上避けられないにしてもカビ感がすごい。
こんなにもカビと共存しているとはさすが珍スポットだ・・・。
噂によるとここの施設は「自然と人の共生」がテーマなのだとか。なるほどそういうことなのか。
変に納得した一行はしばらくカビ臭い道を進むと、わたしの前を進んでいたあやぱんが突然
「ヒギィ!!!」と叫んだ。
一体何が起きたのだろうか?急いで近寄ってみると・・・
ヒギィ!!!
ヒトがいた。(人形)
曲がり角にこれは反則だろう。普通にのけぞるほど驚愕してしまった。
そしてわたしたちが近づくといきなり
ヒト(人形)「くぁwせdrftgyふじこlp」
と喋り、首を動かしてきた。
ただのお化け屋敷かここは。
人形のつくりがやたらリアルで恐怖を煽る。
リアルな鉱山現場を体感
とまぁ最初のドッキリに散々驚かされたわけだが、その後はしっかりと鉱山の歴史や当時の状況をほぼそのまま再現したものや、その解説がされており、普通に興味深いところであった。
カビ臭さとリアルすぎる人形の恐怖を除けば完璧な学習施設だろう。しかしこのどことないB級感がたまらないからこそ、ここの魅力があるのだ。
30分ほど進んだところに、鉱山の中にひっそりとたたずむ「山神社」。
その横には酒蔵があり、いろんな銘柄の日本酒が保存されていた。なぜ鉱山に神社が・・・
地元民のあやぱんによると、この細倉マインパークは1年前に大規模リニューアルされたらしい。
あやぱん「1年前にリニューアルされる前は、もっとヤバい場所だったんだよ。宇宙と地球をタイムトラベルする神秘の空間みたいのが鉱山の中にあって、神々との出会いとかモアイ像の展示とか・・・」
・・・正直何を言っているのかわからなかったが、この鉱山が1年前にリニューアルする前はもっとB級感が漂っていたようだ。リニューアルされてからはずいぶん真面目な施設になったらしい。
細倉マインパークの結論
というわけで宮城屈指のB級珍スポット「細倉マインパーク」の体験レポは以上である。
結論として、仙台市内から1時間半以上かけて土砂降りの中行くのをおすすめできるかというと・・・
鉱山マニアにはおすすめだけどそれ以外のヒトは無理して行かなくてもいい
現場からは以上だ。
おまけ:近くの「感覚ミュージアム」にも行ってみた
せっかく土砂降りの中時間をかけてきたということで、細倉マインパークから車で15分ほどのところにある観光施設「感覚ミュージアム」に立ち寄ってみることにした。
こちらは”感覚”をテーマにした体験型の美術館。
真っ暗の中でモノの形を触って確かめたり、無音の空間で自分の体を使って音を移動させたり、人間の五感を使った体験ができる面白い場所であった。
入館料はおとな500円でこちらも良心的。細倉マインパークが気に入らなかった人はお口直しにこちらにも寄ってみるのをおすすめする。