会社を辞めてフリーランスになって1年半が経ちました、あんちゃです。
独立してから死ぬほど聞かれる質問のひとつに「将来への不安はないの?」「独立するとき不安はなかったんですか?」というのがあります。
はっきり言います。
死ぬほど不安ですし、いまでも不安です。だけど、会社員を続けていたとしても不安はなくならなかったと思います。
どっちを選んでも不安はなくならない?
新卒で入った会社に勤めて2年目の後半に、ブログをはじめて、会社以外でも少しずつ収入を得るようになったとき、わたしの脳裏に「独立する」という選択肢が浮かび上がりました。
でも今まで自分がまさかフリーランスになるなんて一ミリも考えたことなかったので、現実的ではないというか、ただ漠然と「独立ってこわい」という気持ちがありました。
でも、いよいよフリーランスになるという選択肢の可能性が増えてきたときに、この漠然とした不安と向き合ってみました。
「たしかにフリーランスになって1人の力で稼いでいくことは不安だ。でも、だからといって今の会社に残り続けたとしたら、不安はなくなるのか?」と。
わたしの結論はNOでした。きっとそのまま会社員を続けたとしても、不安の種類は違えどなくなることはないと思ったのです。どの道を選んだとしても、「不安が消えることなんてないんだ」ということに気づいたのです。
どのみち不安なら、好きな方を選んでみよう
きっとその会社に残り続けたとしても、その会社が自分の定年まで続いているかどうかなんてわからない。いきなりリストラされるかもしれない。今よりもっと過酷な労働状況になるかもしれない。
なにより、「自分の人生このままでいいのだろうか?」と一生悩み続けるかもしれない。
そんなことを考え始めたらキリがないほど、「会社にい続けることで生じる不安要素」はたくさんでてきました。
もちろん独立したいまでも、「もしいまの仕事が失敗したら・・・」「自分の体が不自由になったら止まる仕事がでてくるかもしれない」「歳を重ねるまでずっと働き続けられるのか」という「独立することで生じる不安」もずっとなくなりません。
でも、どんな道を選んでも不安と向き合い続けることになるんだったら、「本当に自分がやりたい道を選ぶ」という決断をしたほうが幸福度が高いんじゃないか?と思ったんです。
独立することだけがリスクじゃない
よく会社を辞めて独立するときに
「フリーランスは危ない、不安定だ」
「いつ稼げなくなるかわからない」
なんて声を聞くけど、わたしにしてみればそれは会社員という働き方だって同じことが言えると思います。
むしろ「危ない」と思った時に自分の決断ですぐに方向転換できて、自分の身を守れるのは独立しているからこそできることだとすら感じます。
会社に属していると、会社が危ないときに自分1人の判断では方向転換できないからです。
そう考えると、大事な岐路での決断を自分でできないということのほうがリスクになることもある。
そういう意味では、常日頃不安と向き合い、危機に瀕したときに自分で回避できる能力をつけておくことは立派なスキルだし、どんな働き方をしていてもこの意識は必要ですよね。
まだ世間的には「フリーランスのほうが不安定でリスクが高い」という認識に思われがちだけど、どっちにしろ「自分は大丈夫」という危機感のない人が一番リスクが高いということ。
だからわたしは常に不安を感じているし、徹底的にそれと向き合って、最悪の状態に備えられるようにしています。
孤独で不安を感じるのはみんな一緒です。大事なのはそこから逃げずに向き合えるかどうかですね。
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