なんでも昔からある程度の物事はそつなくこなせた。
たいして熱心に勉強しなくても、学校の成績は悪くはなかった。
中の中の上くらいのレベルの高校に行けた。
頑張って勉強という名の”丸暗記”をしたら、そこそこの大学にも受かった。
「とりあえず笑顔にしてハキハキしておけば、面接は通る」というコツを掴み、就活もそこそこうまくやれた。
それでも、ずっと心の奥底でつらかった。自分が絵に描いたような「平均的な人間」であることに。
なんの面白みもない人間になっていくことに。
わたしは、先生に怒られながらも自分の意志を貫く子が羨ましかった。自分の言いたいことを言って、やりたいことをやる子に。
本当はもっと弾けてみたい。とことん好きなことにのめり込みたい。でも、学校ではそれが評価されないから、やらなかった。
本当は絵を描くのが好きだった。
徹夜でハリーポッターを読むほど読書も好きだった。
一人で考え事するのが好きだった。
でもそれは学校や会社という組織の中では何の役にもたたないことだった。
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会社を辞めて独立したいま、その「役にたたなかったこと」は全てが強みに変わった。”強みにできる環境”に身を移したからだ。
平均的であることが評価される場所から、自分の内側に押し込めていた個性や特性を活かせる場所に来たのだ。
この環境の移動は、実は誰でもできる。
問題は、「欠点だらけの自分を強みにするなんて無理だ」と思い込んで環境を変えられないことだ。
いつも環境と環境の間に大きな壁を作っているのは、自分自身なのだ。
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実は「自分は平均的だ」と思っている人の中にも、極端な個性や特徴を持つ人はたくさんいる。
びっくりするほどゲームが上手い人、感情を豊かに表現できる人、面白い言い回しを考えられる人、徹底して自分の時間を作れる人・・・
みんな、自分の中にそれを押し込んでいるだけだ。
というか、全てにおいてあらゆることが平均的な人なんかいない。
何かしら好きなものがあって、特技があって、弱点があって、苦手なものがある。弱点や苦手なものすら、環境によっては強力な武器になりうる。実際にわたしは飽き性なところも、内向的なところも、今はすべてが武器になっている。
あとは、それを活かすために環境をどう選び、自分が勝手に作った”プライド”や”他人の評価”といった壁をぶち壊していくかだ。
”あなたが周りから浮いていた理由、封印しようとしてきた癖、学校で愚弄されてきた弱点こそが、いずれは最大の強みに転じるかもしれない”
引用:『残酷すぎる成功法則』エリック・バーカー/橘玲
〜〜追記〜〜
なぜ急にこんな話をしだしたかというと、ここ最近で一番興味深い本に出会ったからです・・・!
9割の人が思い込んでいる、”世間的な成功”を真っ向から分析・研究した本。今までの生き方に息苦しさを感じてきた人ほど、きっとこの本は可能性を示してくれると思う。わたしも同様に、心が震えるような勇気をもらいました。
▼『残酷すぎる成功法則』著:エリック・バーカー/監訳:橘玲
“ハーバード大学のショーン・エイカーの研究でも、大学での成績とその後の人生での成功は関係がないことが裏づけられた”
“700人以上のアメリカの富豪の大学時代のGPAはなんと「中の上」程度の2.9だった”
面白すぎる…引用:エリック・バーカー/橘玲『残酷すぎる成功法則』https://t.co/77PG36wGX5
— あんちゃ@12/14著書発売! (@annin_book) January 5, 2018
つくづく自分に適した環境を選ぶ大切を知るよね。
学校では
「根暗で引きこもり」
「友達いない」
「成績悪い」
と言われても、社会に出たら
「クリエイティブだ」
「一人で考えて行動できる」
「特定分野に秀でている」
と評価されるんだから。— あんちゃ@12/14著書発売! (@annin_book) January 5, 2018
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