いま転職を考えているみなさん。
転職サイトや転職エージェントに登録してみたものの、いまいち使い方がわからなかったり、どううまく活用すればいいか迷っていたりしませんか?
わたしは現在は会社を退職しフリーランスとして活動していますが、それ以前は転職活動をやったりしていました。
でも「とりあえず転職サイト登録したけどどうしよう・・・」みたいな感じで中途半端になってしまったんですよね。
正直、今後の人生を変える選択をするのに、適当な転職活動で終わらせてしまうのは本当にもったいないと思うんです。20代とか若手だったらなおさら。
せっかく自分の武器があるのにそれを活かせず転職活動できない人も意外とたくさんいるので、「どうやって転職活動をうまく進めるか」ってのは本当に大事なポイントだと思います。
だから今回は転職を考えている人に向けて、「転職エージェントの賢い使い方」を、元エージェントの人に聞いてきました!
▼今回協力してくれた人
元キャリアコンサルタント・わた
27歳。自身も2回の転職経験をし、約3年ほど人材会社に勤務。
新卒から半年で会社を退職した挫折経験をもとに、キャリアに迷う人に向けてのアドバイスも行っている。
必見!転職エージェントの”賢い”5つの使い方!
1:転職サイトと転職エージェントの違いをまず知ろう
早速ですが、そもそも「転職サイト」と「転職エージェント」の違いをきちんと理解してる人って多くなさそうなので、そこの違いについて聞いてみました。
「一般の転職サイトは自分で登録して、求人を探して、書類出して応募して・・・ってやるのが一般的です。転職エージェントは、キャリアコンサルタントやアドバイザーの人が担当についてくれて、いろいろヒアリングをしてもらいつつ企業を紹介してもらう仕組みです」
「なるほど〜。転職エージェントはこういう人が使うといいよ、みたいなのはありますか?」
「まず転職がはじめての人は絶対エージェントを使ったほうがいいですね。というのも、自分で応募するのってすごく無駄が多かったりして、書類通過率も3割くらいしかないんです。そこをエージェントに相談すると、書類や面接も対策してくれたり随分活動しやすくなると思います」
エージェントはその名の通り、転職希望者に対して担当の方がヒアリングしてくれたり、面接や書類対策をやってくれたりひとりひとりのサポートが入るという仕組みです。
転職サイトは自分で全部調べて応募して・・・っていうのが主流ですね。
2:転職エージェントと転職サイトを効果的に使い分けよう!
じゃあ転職サイトと転職エージェントの違いを知ったところでうまく使い分けができないとイミがないですよね。
実際にそれぞれどう使い分ければいいのか、についてまとめてみました。
▼転職サイトのおすすめの使い方
- 情報収集のために使う&たくさん求人を見るために使うのが○。
- 転職に慣れている人なら問題なく使える
- 手厚いサポートよりも自分で効率的に動きたい人におすすめ
どんな求人があるのか、真剣に活動し始める前の情報収集として転職サイトを活用するのはアリですね。
あとは転職経験者であれば自分で効率的に動くこともできそう。
▼転職エージェントのおすすめの使い方
- 転職はじめての人はまずエージェントへ!
- 書類添削・面接対策などしっかりこなして活動できる
- 企業の雰囲気などもエージェントが教えてくれることもある
- 転職に不安、誰に相談すればわからないって人は大いに活用できる
ひとりで動くには不安な人は、転職エージェントで相談や対策をしながら着実に活動していくのが賢明ですね。
あとは転職サイトに乗っていないような企業の情報、社風などもエージェントによっては教えてくれるところもあるそうです。
↓元エージェントのわたさんが実際に使ったおすすめエージェントは以下の記事にまとめてあります!
合わせて読みたい
わたさんが厳選したおすすめ転職エージェント5社はこちらをクリック!
というわけでいろんな情報や求人をみたいなら転職サイト、がっつり転職活動をやっていく&転職初心者ならエージェント、といった感じで使い分けると良さそうですね。
3:自分の経歴や情報はあらかじめ整理しとこう!
「まずはエージェントに最初に相談するにあたり、経歴やスキル、得意なこと、希望職種等、最低限自分の情報は事前にまとめておきましょう」
「やっぱり準備してる人とそうじゃない人は違いますか?」
「そうですね。やっぱり準備できている人のほうが誠実さも伝わるし、それに企業の面接で聞かれるようなことは大体エージェントとの面談でも聞かれるので、あらかじめてまとめておくとスムーズに進むのでいいですね」
たとえエージェントとの面談でも、本番の面接のようにしっかり準備しようってことですね。
4:転職理由を他責にするのはよくない
「これもよくあるんですが、前職の退職理由をことごとく他人のせいにしてしまう人は、エージェント側としてもなかなか企業を紹介しづらいです」
「まあ確かに、なんでも人のせいにする人とは仕事したくないですもんね」
「中には明らかにブラックな環境でやってきたんだなって人もいるんで、そういうのは仕方ないです。が、なるべく前向きに”自分でも改善を試みたんですが〜”と自分でも対策した上でどうにもならず退職した旨を伝えるのがいいですね」
「無料でエージェントに相談できるからって油断した話し方はするなってことですね」
「はい。場合によっては企業を紹介できない場合もあるので、絶対に支援してもらえると思ったら間違いですね」
エージェントの本音が垣間見えた瞬間でした・・・
みなさん油断は禁物ですよ。
5:エージェントとの面談こそ誠実に
「たとえエージェントとの面談でも、誠実さは大事です。
- 目を見て話すか
- 面談に遅刻するとか
- 当日にドタキャンしないとか
最低限の一般的なマナーはしっかり守ってほしいですね」
「・・・はい(小声)」
「あとは経歴書とか課題の期限もしっかり守ってほしいですね。どうせエージェントだからと油断している人は危険です」
「・・・やっぱり守れない人は見捨てられますか」
「ブラックリストにのりますね」
エージェントによっては「そのままじゃ転職できないよ」とはっきり伝えてくれるところもあるそうですが、どんなところでも誠実に向きあうのが一番ですね。
おまけ:企業といろいろな条件交渉をしてくれることも
「最後にひとつ、これもエージェントならではのメリットなんですが、自分では言いにくい内定後の年収交渉や退職時の交渉の相談についてもエージェントが聞いてくれることもあります」
「あ〜〜それめちゃくちゃ強力なサポートですね。そういった交渉はなかなか自分じゃ言えないからすごく助かります」
これは本当に転職エージェントならではのメリットなので、こういった相談にも乗ってもらいたい場合はぜひエージェントを利用してみましょう。
「3人に一人は”転職しないほうがいい”人」
最後のまとめに20代や第二新卒・既卒の転職活動で気になるところを聞いてみました。
「第二新卒とか早期離職が以前は問題視されてきたと思うんですが、わたさん的には3年以内に転職することについてはどう思いますか?」
「ぼくは3年以内に転職するのは全然アリだと思います。なんならぼくも半年で最初の会社をやめているので(笑)。」
「わたしも2年で辞めてるしな〜(笑)。」
「ただ、とある調査によると転職者の3人に1人は”転職しないほうがいい人”と言われています。まだそこの環境で改善すべき点があったり、その人自身に問題があったりする場合も少なくないようです」
「確かにどんなに環境を変えてもその人自身に問題があったら、根本的な問題は解決しないですもんね」
「そうなんです。そういう点も含めて、転職希望者はエージェントとしっかり話し合った上で転職すべきなのか、留まるべきなのかも考えてみてほしいなと思います」
自分のキャリア選択って、その後の人生に直結するような大きな決断ですよね。
それだけじっくり丁寧に転職活動もしてほしいし、本当に自分が納得して働ける環境に出会って欲しいなと思います。
ただ人生の時間は限られているので、少しでも「いまのままでいいのかな?」と疑問を抱いてる人は、転職エージェントに登録して相談してみてください。
▼わたさんが実際に使ったおすすめの転職エージェントはこちらの記事で紹介してます!
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わたさん、ご協力ありがとうございました!!