「好きなことを仕事にする」をアップデートしよう

こんにちは。執筆屋のあんちゃです。

YouTubeで、こんなコメントをいただきました。

 

『アソビくるう人生を君に』、あんちゃさんの本の影響もあって、思い切って転職しました。

好きなことを仕事にしています。それでもつらいことや失敗など、いろいろありますけど、好きな仕事をしているときが一番時間が経つのが早くて、“今日も頑張ったな”って思えて毎日幸せです。

人の人生を変えられるあんちゃさんは、とても軸があって尊敬しています。

あんちゃさんと出会えてよかったです。人の人生も変えられる、まさに人間力。私も尊敬される人になりたいです。感謝しています。25歳・男性

わざわざありがとうございます。

そうなんです、実はわたし本を出版しておりまして。笑

たぶんブログの絶頂期ぐらいに、一番調子ノッてる時期に書いた本なんで、いろいろ好き勝手書いてるんですけれども。w

 

その本の中でも「好きなことを仕事にしよう」というテーマで書いていました。

きっとこの方も、それを読んで、転職をして、好きな仕事を見つけたのかなと。

 

最近、私が思っているのは、「好きなことを仕事にする」っていうのはもちろん幸せなことだけど、

実際には、それでもやりたくないことや苦手なことって、絶対に出てくるんですよね。

 

私も実際にブログを仕事にするようになって、

書くこと自体は楽しかったし、SNSでの交流もすごく楽しかったです。

 

でも、本気でそれで生計を立てようとすると、事務作業とか確定申告とか、

いわゆるフリーランスあるあるの裏方の仕事が出てきます。

私は特にお金や数字に弱い部分があって、かなり苦労しました。

 

もう正直、やりたくない!って思って。

途中から税理士さんにお願いしたりもしました。

 

それから、ブログを書くのは好きだったけど、はてなブログやワードプレスを使って、

HTMLタグやCSS、プログラミングの設定なんかは、本当にダメで、すごく嫌いでした。

 

つまり、「好きなことを仕事にする」中でも、どうしても嫌だなと思うことは出てきます。

そこをどう向き合うかが、すごく大事な課題だなと、ずっと感じていました。

 

そして最近思うのが、「その先のステージって何だろう?」と。

 

で、それが、

「すべての仕事を好きになる力」。

これが今すごく大切だと思うようになったんです。

 

この「好きになる力」って、仕事だけじゃなく、人間関係にも通じると思います。

身の回りにいる人の中に、苦手な人もいるかもしれません。

でも、その人の良いところや魅力を見つけていく視点を養うことができたら。

 

きっとこの世から「嫌いな人」って、いなくなるんじゃないかと思うんです。

 

「好き・嫌い」っていう視点を手放していくこと。

どんな仕事も、喜んでできるようになること。

楽しんで取り組めるようになること。

 

それがこれからの時代に必要なんじゃないかと。

 

いろんなことを「好きになる努力」って、究極的には「自分自身を好きになる」ということにもつながっていると思います。

「この仕事は嫌い」「あれも嫌い」「この食べ物も無理」

そうやって嫌いなものを増やしていくと、自分自身の嫌な部分もどんどん見えてくる気がします。

 

だから、「どうやったら好きになれるか?」を見ていく。

たとえば、自分の嫌だったところも、実は強みになるんじゃないか?って視点を持ってみる。

 

その「好き・嫌い」の物差しを、少しずつ変えていくことが、すごく大事なんじゃないかなと。

 

実は私も、自分の声がずっと嫌いでした。

地声が低いので、昔から男の子みたいってからかわれることが多くて、すごくコンプレックスだったんですよね。

 

だから人前で話すのも苦手だったし、動画に出て喋るなんて本当に無理!って感じでした。

でも「その声、落ち着くね」って言ってくれた人がいて。

 

そのとき、「あれ、自分だけが嫌いだったのかも」って気づいたときがあって。

低い声=落ち着きがある、リラックスできるって言ってもらえて、

それが誰かの役に立つこともあるんだなって、そのとき強く感じたんです。

 

自分の中の「好き・嫌い」って、本当にただの思い込みだったんだなと。

そしてその「好き・嫌い」って、過去の経験や環境によって作られてきたんだと。

 

ちなみに私はコーヒーもずっと苦手で。

シロフクコーヒーで修行させてもらうまで、ブラックコーヒーなんて何でこんな苦いものを好んで飲むんだ?って思ってたくらいです。

 

でも、あるときシロフクのブラックをすすめられて飲んでみたら、

「うわ、めっちゃ美味しい!」って。

 

あれが、嫌いが好きに反転した瞬間でした。

最初の一口は身構えてたし、「どうせ苦いんでしょ」って思ってたけど。

 

「美味しいから飲んでみなよ」っていう一声があったから、飲んでみることができた。

その瞬間に、コーヒーが大好きになって。

そして、シロフクコーヒーでお手伝いもするようになって。

本当に人生が変わった瞬間でした。

 

だから、嫌いって決めつけていたものも、自分の姿勢ひとつで変わるんだってことを強く感じたんです。

あらゆる仕事、人、自分自身に対しても、

「嫌いな部分を好きになる努力」

ってできるんだなって思えました。

 

これまではずっと、「好きなことを仕事にしよう!」と発信してきましたけど、

そろそろ次のステージへ行ってもいい頃かなと思っています。

 

だからもし『アソビくるう人生を君に』の第2弾が出るとしたら、

「すべての仕事を好きになろう」

というテーマで書きたいなと思っています。

 

もし出版社の方がいらっしゃれば、ぜひお声がけください。(笑)

 

というわけで、今回はこのあたりで。

ありがとうございました!

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