虚しさのワケは

 

夜が明けるまで白熱したミーティングを終えて、

眠気まなこに朝日がまっすぐ差し込む道を歩いて

シロフクコーヒーに寄り道してモーニングをした。

 

 

真ん中のおっきなテーブルで

みんなとわちゃわちゃ喋って

いつの間にかお客さんも巻き込んでわいわいして。

 

 

しばらくして、

わたしが大阪に引っ越してきたときの話になった。

 

5年前、ゆにわのコミュニティに出会ってから

シロフクコーヒーで修行するようになり、

他の系列店のお手伝いにも入らせてもらい

気づけば今はゆにわマートのスタッフに。

 

 

なぜこの場所に惹かれ、

ここの人たちに惚れ、

ここで生きようと思ったのか。

 

 

明確にこれ!っていう理由はわからない

けど、

ブログで独立してから、

好きなことしてお金も稼いで自由勝手に生きた先で

あんまり幸せじゃなくて、なんか虚しくて、

それはなぜなのか、ずっと知りたくて探し続けてきたけど

なんとなく、その答えが、ここにあった気がしたから。

 

自分一人で、

本当の意味で心の底から豊かな人生を作っていくには

限界を感じていた、から。

 

自分が最善だと思う選択をし続けても

ずっと求めていた自由を手に入れても

好きなことだけやって毎日過ごしても

ふとしたときに虚しさが襲ってきたり

さみしさに襲われる理由が知りたかった、から。

 

 

ゆにわのスタッフと話せば話すほど、

なんのタブーも、

遠慮も、

忖度もない間柄に

憧れるようになった。

 

 

自分は、そんな人間関係を築いたことがない気がする。。

 

恋人とさえ、腹割って話すことを避けてきたし

自分の本心を誰かに打ち明けたり

誰かの心を開いたり

本気でぶつかるような経験を、

たぶん人生で一度もしたことがない。

 

 

そこでようやく気がついた。

 

虚しさの原因が。

さみしさの理由が。

 

 

わたしには、人生の宿題がまた残っていた。

 

それが、〝ちゃんと、目の前の人と関わる〟ということだった。

 

いつも一定の距離をとって

バリアを張って人と接してきた陰キャラのわたしにとって

そのバリアをぶっ壊していくのは

恐怖でしかなかった。

 

でもその恐怖を乗り越えないと、

この先、

わたしの器も、人生も、魂も、

磨かれることはないということもわかってた。

 

自分で作った狭い狭いテリトリーに留まる限り

一生退屈で、虚しくて、誰と分かりあうこともない

表面的な娯楽で紛らわすだけの人生だ、って。

 

 

だから、挑戦してみよう、と思った。

 

コーヒーゼリーラテ。

 

(つづく、かも?)

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ABOUT US
執筆屋あんちゃ
執筆屋です。意識高い人生哲学から下ネタまで幅広く。 大阪の珈琲屋「シロフクコーヒー」のバリスタ▶︎系列店「ゆにわマートオンライン」に最近異動しました。最近はよくインスタにいます。

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