夜が明けるまで白熱したミーティングを終えて、
眠気まなこに朝日がまっすぐ差し込む道を歩いて
シロフクコーヒーに寄り道してモーニングをした。
真ん中のおっきなテーブルで
みんなとわちゃわちゃ喋って
いつの間にかお客さんも巻き込んでわいわいして。
しばらくして、
わたしが大阪に引っ越してきたときの話になった。
約5年前、ゆにわのコミュニティに出会ってから
シロフクコーヒーで修行するようになり、
他の系列店のお手伝いにも入らせてもらい
気づけば今はゆにわマートのスタッフに。
なぜこの場所に惹かれ、
ここの人たちに惚れ、
ここで生きようと思ったのか。
明確にこれ!っていう理由はわからない
けど、
ブログで独立してから、
好きなことしてお金も稼いで自由勝手に生きた先で
あんまり幸せじゃなくて、なんか虚しくて、
それはなぜなのか、ずっと知りたくて探し続けてきたけど
なんとなく、その答えが、ここにあった気がしたから。
自分一人で、
本当の意味で心の底から豊かな人生を作っていくには
限界を感じていた、から。
自分が最善だと思う選択をし続けても
ずっと求めていた自由を手に入れても
好きなことだけやって毎日過ごしても
ふとしたときに虚しさが襲ってきたり
さみしさに襲われる理由が知りたかった、から。
*
ゆにわのスタッフと話せば話すほど、
なんのタブーも、
遠慮も、
忖度もない間柄に
憧れるようになった。
自分は、そんな人間関係を築いたことがない気がする。。
恋人とさえ、腹割って話すことを避けてきたし
自分の本心を誰かに打ち明けたり
誰かの心を開いたり
本気でぶつかるような経験を、
たぶん人生で一度もしたことがない。
そこでようやく気がついた。
虚しさの原因が。
さみしさの理由が。
わたしには、人生の宿題がまた残っていた。
それが、〝ちゃんと、目の前の人と関わる〟ということだった。
いつも一定の距離をとって
バリアを張って人と接してきた陰キャラのわたしにとって
そのバリアをぶっ壊していくのは
恐怖でしかなかった。
でもその恐怖を乗り越えないと、
この先、
わたしの器も、人生も、魂も、
磨かれることはないということもわかってた。
自分で作った狭い狭いテリトリーに留まる限り
一生退屈で、虚しくて、誰と分かりあうこともない
表面的な娯楽で紛らわすだけの人生だ、って。
だから、挑戦してみよう、と思った。
(つづく、かも?)