わたしはたった数人の「ブログ面白いね」という言葉で、いままでの人生が180度変わった。
少しの暖かい一言がわたしの人生を変えてくれた
右も左も、文章の書き方さえもわからない1年前、ブログを始めた。
最初は稚拙な文章しか書けない自分が恥ずかしくて、なかなかブログを書いていることは誰にも言えずにいた。
そんな中、ひとりの人がわたしのブログを読んで「面白いね」と言ってくれた。
単純かもしれないが、わたしは心底感動した。
まだ文章は下手だけど、毎日仕事終わりに工夫しながら自分なりに書いていた時間が、報われたような気がした。
そして「もっと書いてみよう」と思えるようになった。
飽き性で中途半端にいろんなことに手を出してきたわたしがブログを続けられたのは、このほんの少しの”暖かい一言”があったからかもしれない、とも思う。
たぶんその最初の一言が
「こんな下手な文章出すなよ」
という言葉だったら、わたしはいまブログをやっていなかったかもしれない。
この最高の人生を手に入れられなかったかもしれない。
ほんのささいな言葉にも、こんなに人ひとりの人生を変える力がある。
最初からできる人なんかいない
なにか新しいことを始めるときに、最初から完璧にできる人なんていない。
みんな大人になって、そのことを忘れていると思う。
会社では失敗が許されず、なにか挑戦するときには徹底的にリスクを回避するよう求められ、少しでもうまくいかないとそのミスを咎められる。
でも、最初からうまくいく人なんていない。
どんなに仕事ができる上司だって、最初は右も左もわからず転びながら働いたはずだ。
最初から何もかもうまくできる人なんていない。
やったことないことをやるのだから、できなくて当たり前。
下手で当たり前なのだ。
でも多くの人は、「失敗は悪だ」と思い込んでしまっているから、少しでもうまくいかないと一歩踏み出すことをやめてしまう。
不安と恐怖におそわれ動けなくなってしまう。
わたしだってそうだった。
いろんなことに手を出してみては、少しでも失敗しそうになるとそこから逃げ出してまた新しいことに飛びついていた。
あの頃の自分は失敗を極度におそれていた。
「あいつ絶対失敗するよ」という陰の声がこわくて仕方なかった。
ただ「それでいいんだよ」と伝えてほしい
不安におそわれ動けない人はどうすればいいのか。
それは、だれかが「いいね!その調子でやってみなよ」と声をかけてあげることだ。
簡単な一言だけど、もしかしたらその人は圧倒的に高く飛べるようになるかもしれない。
不安で押しつぶされそうな人はささいな言葉でがんばれることも、挫けたりすることもある。
だからせめて、まわりにそんな人がいたら「いいね!」とほんの暖かい一言をかけてほしい。
めんどくさがらずに少しだけでも伝えてほしい。
その一言だけで人生を変える人がいるかもしれないのだから。
私のブログはほんの数人の「面白いね!楽しみにしてるよ」っていう暖かい言葉から始まった。
そしてここまで人生を変えてしまった。
もし一歩踏み出せずにいる人が近くにいたら「それでいいんだよ」と、ほんの一言でいいから伝えてほしい。それだけでその人の人生を劇的に変えるかもしれないから。— あんちゃ@プロブロガー (@annin_book) 2017年3月6日