元書店員のあんちゃです!
「活字本読めるようになりたいけどどうしても拒否反応が出るんじゃ〜!」
って人、実はめちゃくちゃ多いと思うんです。
わたしもいまでは活字大好きですが、大学3年まではマンガしか読まなくて、唯一活字の本を読んだのはハリーポッターだけでしたw
なんで活字が苦手だったのか、そしてどうやって克服したのかを書いておこうかと思います。
なぜ活字本が苦手なのか?
①小・中学生の頃の強制的な読書
わたしが活字嫌いになったきっかけは、中学校の国語の授業でした。
なんで興味もない物語をこんなに時間かけて授業するのか・・・
しかも「著者の心情を述べよ」なんて著者死んじゃってたら誰にも正解わかんないだろうが!!
ってずっと思ってました。
あとは夏休みの読書感想文とかありましたよね。あれもなかば強制的に読書させられる。
「本は読まなきゃいけないもの」って認識ができてしまうと、苦手だと思い込んでしまいます。
②読書をするメリットがわからない
読書が自分にとってなんのタメになるのかがわからないと、読む気もしないですよね。
私も読書するくらいなら外で遊びたい派だったw
読書する目的がみえないと、本を読む必要性がわからなくて、読書から遠ざかってしまうんです。
だから「読書をすることで自分の人生が具体的にどう変わるのか?」をイメージできるようになったら捗るようになる。
わたしの場合、読書によって「自分には無い考えや選択肢を知ることができる」というメリットに気づいてからは劇的に本が読めるようになりました。
▼具体的な読書のメリットに関してはこちらの記事に書いてます
関連記事:読書にメリットなんかないと思ってた私が毎日読書するようになった理由
③映像やイラストがないから物語がイメージしにくい
活字だけだと、物語の展開イメージは自分の頭のなかでするしかないので、そうなると読むのに時間がかかってめんどくさくなったり、頭のなかが混乱して止まってしまうんですよね。
たとえば登場人物が多すぎて挫折しちゃうとか。描写を理解するのに時間がかかってしまうとか。
じゃあどうすれば苦手意識を克服して読書が楽しめるようになるか?
そのポイントを以下に書いてみました。
苦手を克服して読書を楽しむ3つのポイント
①自分の現状を振り返り、不満や課題を見つける
本を読むのは、本になにかを求めているから読むのだと思います。
だから自分のいまの状態を振り返って、自分に何が足りないのか・何を欲しているのかを洗い出すと、本を読み進めやすくなるかも。(特にメンタル面で)
ちなみにわたしが活字嫌いを克服したきっかけは、森絵都さんの『カラフル』という小説でした。
それを手にとったのも、当時就活をしていたときに将来への葛藤や生きづらさを感じていて、それに共鳴するような内容だったからかもしれないな、といま思い返すと感じます。
本の内容がすごく共感できる内容だったり、自分に役立つ情報が入っていると読書がはかどります。
だから自分が本に対してなにを求めているのかを言語化してみて、それに呼応する本を選んでみると、楽しく読めるかもしれません。
②映画やドラマの趣向に似た本を選ぶ
読書も自分の興味のあるジャンルじゃないと、最初はなかなか読む気になれないと思います。
売れ筋で人気のある本が自分に合うとは限りませんからね。
だから、映画やドラマで好きなジャンル(ミステリーとかSFファンタジーとか)に似た本は、比較的読みやすいんじゃないかと思います。
好きなジャンルならイメージもしやすいですし。
ちなみにわたしはサスペンスが大好きなので、湊かなえさんの『告白』を読んだときはかなり興奮しましたね…!
自分の好きなジャンルの中で売れ筋とかベストセラーの本を探してみると、当たりを引けるかも。
③薄い本を選ぶ
いきなり分厚い小説やビジネス書とかを選ぶと、「時間かかりそうだなぁ」と思って読まないまま本棚の奥に引っ込むことがあります(経験談)。
まずは薄い本で1~2時間でサクッと読めそうなものから選んでみるといいかもしれません。
そしてできれば買ったその日に読む。
これ結構大事なんですよ。
「読みたい!」と思った瞬間に買って読むのが一番熱量高い状態で読み込めるし、むしろ日が伸びるほど、読書が後回しになって熱も冷め、読まずに本棚の奥へ引っ込んでしまいます(経験談)。
④読み方を工夫する
あとは自分が尊敬している人、好きな人が読んでいる本を自分も読んでみる、とかも面白いです。
- 「この人はどういう部分に感銘を受けたんだろう?」
- 「なぜこの本が好きになったんだろう?」
という視点で本を読み進めると、尊敬する人がどんな価値観を持っているのかもわかるし、自分にはない新しい視点で本を読めるのですごく新鮮です。
あとは自分の好きなアニメや漫画を作っている人・芸能人・経営者の自叙伝とかから入ってみるとか。
その人がどういう思いで活動しているのかがわかると、一層その人のコンテンツも、その人の考え方も好きになりますしね!
あとは「そもそも本を持ち運ぶのがめんどうだ」って人は電子書籍を使ってみるってのもおすすめです。
実はわたしは電子書籍の会社で働いていたので、使い方のコツはがっつり伝授できると思います。(笑)
▼詳しくはこちらの記事に書いたので、あわせてどうぞ!
関連記事:電子書籍のメリット・デメリットについて紙本と比較しながら解説してみる
色々工夫しながら、活字の楽しさを知って、読書での学びを深めてもらえたら嬉しいです!