こんにちは。廃墟フェチでおなじみのあんちゃです。
わたしの地元は北海道なんですが、ひとつ気になっていた場所がありました。
そう、夕張市。
日本で唯一財政破綻した町として知られていますね。あとは夕張メロン。
ココ最近の夕張の「ゴーストタウン感」がすごいという噂を耳にしたため、廃墟フェチのあんちゃはいてもたってもいられなくなり、帰省もかねて遊びに行ってまいりました。
札幌からは車で2時間くらいでしょうか。
夕張に近づくにつれて人の気配がだんだん無くなっていきます。
車も全く通っていません。
わたしたちはもしかすると異次元のパラレルワールドにでも飛んでしまったのかと思うくらい、わたしたち以外に人がいませんでした。大興奮です。
日本で唯一財政破綻した町・夕張
ここで夕張のことをちょっとおさらいしましょう。
もともと炭鉱の町として栄えていた夕張は、1960年頃には人口を11万人以上抱える都市になっていたが、その頃エネルギー革命とともに石炭産業は衰退し、1990年頃には夕張のすべての炭鉱が閉山してしまいました。
それに伴い石炭以外の産業基盤がなかった夕張は雇用が生まれず、若い人はどんどん市外へ流出し、人口は激減。
いまや人口は1万人を切り、高齢者ばかりが市内に残る状態に。
2007年に深刻な財政難をうけて、事実上の財政破綻。
ウィキペディアで見てみると、夕張の最盛期からの人口減少率は全国の自治体でもトップクラスらしい。
全国でもっとも人口密度の低い市だそうです。
わたしが実際に町を見た感じでも、家に明かりがついているのはほんのポツポツくらいで、人が住んでいない家屋が多かったように感じます。
それにしても本当に外に人がいない。誰も歩いていない。異様な光景でした。大興奮です。
町中に廃墟がひしめいているぞ!
そんなわけで夕張市内の廃墟めぐりへ。
財政破綻してからは建物を取り壊す資金も乏しく、使われなくなった建物がそのまま残されているんだとか。
それにしても人が消えた建物って、すぐ老いてしまうんですね。。。
ほんの数年前とかのできごとなのに、もう何十年も使われずボロボロになったような廃屋ばかり。
それを眺めているだけで物悲しい気分に・・・なりつつも廃墟フェチの血が騒いで興奮気味になりました。
廃校になった元・夕張小学校
廃校になった夕張小学校に行ってきました。
現在はここでイベントの開催や市民の人が趣味の活動に利用しているそうです。
校舎自体はまだキレイなまま残ってますね。
しかしここの小学校を卒業した地元の人によると、「出るんですよ・・・」との話が。
・・・
なにが「出る」のかはご想像にお任せします。
教室懐かしい。
うおおおおおおおお
これ「出る」やつや!!これ!!!夜になると目が動くやつや!!!!!
音楽室の黒板には「夕張のうた」なる歌詞が。
いまになって見るとなんだか切ない歌に。。。
映画看板が立ち並ぶキネマ街道
1990年ころに町おこしの一環で始まった「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」。
映画界の著名人を呼んだり、盛り上がりを見せていたようです。
微妙に「う」がズレている。。。
道のど真ん中に看板置いてあるよ・・・ツッコミどころ満載だな。
昭和を感じる画風ですね。
崩れ落ちた廃屋たち
次は夕張市内の散策へ。ちなみにここまでの間、外でだれともスレ違いませんでした。やはりここは異世界か。
うおおおおおおお廃屋ウウウウウウウウ
外から覗き込んでみたら、まだ微妙に生活感の残る家具や生活用品たちが。
この廃屋たちも市内のわりと中心部に佇んでいるんですよねぇ。
人が住んでいる家と廃屋が共存しているような感じ。不思議な光景です。
廃墟の下には廃車も。これはいつごろのものなんだろう。
玄関の枠組みだけ残っている廃屋。横には雪印のショーケースが。
この家の前で一緒に夕張をめぐった人たちと写真を撮ってみました。
なんか「世にも奇妙な物語」に出てきそうな家族写真ですね。(家族じゃない)
B級ご当地グルメもあるよ
夕張はメロンだけでなく「カレーそば」なるものが有名らしい。
ということで早速唯一活気があったカレーそばのお店・吉野家さんに行きました。(牛丼じゃないよ)
その名の通りカレーに蕎麦が入ってます。
ウマイ。普通にめちゃくちゃウマイ。
カレーがとろみがあってコクがありました。
このお店だけすごく繁盛してて、お客さんもひっきりなしに出入りしてました。外に誰も人が歩いていないのにここに来る人たちはどっから湧いてきたのだろう。
カレーそば以外にもメニュー豊富。夕張にきたら立ち寄ってみてね!
なぜか24時間やってる温泉も
そして誰が利用するのかわからないがなぜか24時間営業している温泉施設「ユーパロの湯」が。
休憩所で寝泊まりもできるみたいです。
ちなみにわたしが利用したときはおばあちゃん3人くらいしかいませんでした。
わたしは夕張の町に可能性を見た
町を見渡すかぎりまるで生気の感じられない夕張。
しかしわたしは「どん底に落ちた町だからこそなんでもできる」可能性を感じました。
どん底に落ちたのだから、これ以上下がることはない。あとは上昇するしかないんです。
そして夕張の地域内外で活性化に乗り出している人たちも増えてきている。
夕張に滞在してドローンを飛ばしている人とか、Airbnbを使って夕張盛り上げようとしている人とか。
こういう民間の人たちが核となって発信し、動き出すことで少しずつ夕張も息を吹き返すんじゃないかなと。
こういう活動は絶対民間でやったほうがいい。活動している張本人たちが楽しんだ結果、活性化につながるのが理想なんですよね。
この流れはもっともっと大きくなってほしいなぁ。
そしてもちろん廃墟フェチにはたまらない場所だし、もっと全国に「廃墟スポット」として名前が知られてもいいんじゃないかと思うんですよ!!(怒)
廃墟好きのみなさん、夕張は必見の場所ですよ!!!!!
今度廃墟ツアーとかやりたいな。
現場からは以上です。ありがとうございました。
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